突発性難聴からの鍼治療 Vol.1
皆さま鍼治療をご存じでしょうか。
聞いたことがあるけど、体に鍼を打つなんて怖いという方も多いのではないでしょうか。
私もそんなイメージを持っていましたし、手術や薬で治す西洋医学(お医者さん)と違い、鍼治療などの東洋医学は何となく本当に効くのか怪しいな…といった勝手なイメージを持っていました。
私は半年ほど前に突発性難聴を患い、薬である程度の回復はしたものの、完全に回復までは至らず、何とか治す方法を探したところ、鍼治療で治ったよ!!という何件かの情報にネット検索でヒットしました。
鍼治療のイメージは腰痛や肩こりの治療だったので、耳にも効くのか…と半信半疑ではありましたが、藁をもすがる思いで突発性難聴の治療実績のある鍼治療院を探し・早速電話し、予約取れますよとの朗報でしたので、早速昨日行ってきました。
(『突発性難聴』『専門』『鍼』で調べると何件か治療院が出てきます )
治療院の場所は品川駅から徒歩15分ほどのところにあり、住宅街のマンションのワンフロアといった知る人ぞ知る場所という雰囲気でした。
休日の品川は人が少なく、広々していて気持ちが良いですね!
先生は、終始落ち着いた口調でこちらの話を丁寧に聞いてくださり、多くを語りすぎず、突発性難聴の大変さはなかなか普通に聞こえる方には理解してもらいづらいんですよと、まさに私が思っていること、患者の気持ちを理解してくださる方でした。
施術中もずっと話しかけて下さり、いつ鍼を刺されていたのか気づかないまま、いつの間にか始まっていました(笑)
不安な気持ちを和ます先生のお気遣いだったのだと思います。
耳が聞こえづらくなる原因を聞いてみると、体から首を通じて、耳へと血液が送り届けられる途中で、体の奥深くの筋肉が固くなっているため血流が滞っているとのことでしたので、肩や肩甲骨あたりなどの筋肉をほぐす鍼を打っていただきました。
場所により、鍼を打った瞬間に全身の汗腺がぶわっと開くような感覚があり、不思議な感覚があったので先生に伺ったところ、何らかのきっかけで閉まってしまった蛇口を鍼でほぐしたことで一気に開かれたためですよと、分かりやすいたとえで教えてくださいました。
施術は1時間ほどで終わり、思っていたより痛さもなく、今はすっきりとした気分です♪
この感覚は癖になりそうです!!
ずっと耳元で鳴り響いていた耳鳴りも今はだいぶ小さくなっています。
鍼治療というのは師匠から弟子に引き継がれる門外不出の一子相伝のようなイメージがありますが、今はネット上で効いたツボの症例が紹介され、再現性が高く、多くの患者を救うネットワークが出来ているそうです。
ツボネットというサイトで症例や治療院が紹介されています。ご興味のある方は以下リンク先をご覧ください(^^)
ツボネット 鍼灸の症例が検索できるツボ辞典 (tsubonet.com)
古くからある鍼灸業界であっても日々進化しているのですね!古いものだけでなく、現在の技術とネットワークの力を活かした取り組み、素晴らしいですね。
こんなに素晴らしい鍼がもっと一般に認知されるポピュラーなものになったら良いのになと思いました。
私の場合は発症から半年も経ってからの治療になってしまいましたが、発症後すぐに治療を受けた方ですと、かなりの回復をされた方もいるそうです。
今後、症状が良い方向に向かえば良いと思いますが、これからの経過が楽しみです♪
突発性難聴に苦しむ方の一助になれましたら幸いです!!